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設備点検

石油製品の受け入れから出荷までには、さまざまな設備が使われています。安定した供給を支えるためには、出荷時に使う機器の点検やメンテナンスがとても大切です。また、非常時に備えた消火設備も、日常的にしっかりと保守管理されています。こうした設備の適切な保全が、石油製品を安心してお届けするうえで重要な役割を果たしています。

設備点検

点検作業一覧

  • 油配管点検

    石油製品が通る配管は、常に厳しい安全管理が求められます。目視での点検に加え、専用機器を使って配管の厚みや劣化を細かくチェック。高所は高所作業車を使い、安全を確保しながら点検を行います。

  • 屋外タンク貯蔵所

    大型の貯蔵タンクは、見た目だけでなく中身までしっかり点検。タンクの鋼板の厚さや傾きなどを専用機器で測定し、定期的には中を空にして内部を直接確認する「開放点検」も実施。見えないところまで丁寧にチェックするのが、安全の基本です。

  • 出荷ポンプ場点検

    タンクとローリーの間で石油を送り出すポンプは、重要な点検箇所のひとつ。作動音や振動なども含め、五感を使って点検を行います。回転機器のため、定期的なオイル交換や巻き込まれ防止用の安全柵の点検も欠かせません。

  • タンクローリー積場点検

    車両への積み込みを行うこの場所では、始業前から終業後まで点検が続きます。漏れや異常の確認、設備へのグリスアップに加え、乗務員からの声もしっかり拾い、迅速に対応しています。

  • 消火設備点検

    万が一の火災に備え、消火設備の動作確認も重要な業務のひとつ。日常の点検に加え、防災訓練の際には実際に作動させて、確実に動くことを確認します。

防災訓練

有事に備えた実践的な取り組みとして、定期的に防災訓練を行っています。
自社単独の訓練に加え、近隣企業や関係機関との共同訓練を通じて、実効性の高い対応力の維持・強化に努めています。

    • JONET単独で行う防災訓練

      初期消火や消火ポンプの起動、消火栓からの放水訓練、非常時の集合対応、衛星電話での通信確認など、万一の初動対応を想定した実践的な訓練を定期的に実施しています。

    • 近隣企業や公設消防と共同で行う防災訓練

      タンク火災を想定し、まずは自衛防災隊が初期消火を実施。その後、近隣企業や消防が加わり、流れをシミュレーションします。連携しながら消火活動を進めることで日頃から有事に備えています。

    • 近隣企業や海上保安庁と共同で行う防災訓練(海上)

      漏油や火災を想定し、オイルフェンスの展張(※海上に浮かべて油の拡散を防ぐ囲いのような設備)、油回収、放水銃による油の気化などを実施。
      着桟中の本船で火災が起きた場合の初動対応など、実際の海上リスクを想定した訓練も行っています。

    • 無事故無災害表彰も行っています

      JONETでは、独自の規定に基づく表彰制度を設け、1年間無事故・無災害を達成した拠点を表彰しています。2024年度は、全拠点が無事故・無災害を達成。
      日々の丁寧な取り組みが、確かな安全へと繋がっています。