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代表取締役社長神子島 雅人KAGOSHIMA MASATO

見えないところで社会を支えている

その誇りを胸に、エネルギー供給網のど真ん中を担う。

設備だけでなく、
高い専門性をもつ人財
こそが大切な資産

JONETの油槽所をご覧になったことはありますか?
ご覧になればきっと、円柱型の大きな貯蔵タンクや、縦横無尽に延びる長い配管などに目を奪われることでしょう。
しかし当社の資産は、そうした“目に見えるもの”だけではありません。

例えば、「全国に広がる油槽所ネットワークを安全かつ一元的に統括・管理する体制」と、それを支える「高い専門性をもった人財」。
そうした“目に見えないもの”も、大切な資産なのです。

石油に代表されるエネルギーは社会の基盤であり、皆さまの暮らしや日本の産業活動を支えるうえで不可欠なもの。その安定供給を担うことは、単なる仕事というよりも社会的使命であると考えています。
私たちはまさに「見えないところで社会を支えている」という誇りを胸に、100年以上にわたって途切れることなく、エネルギーサプライチェーンのど真ん中を担ってきました。

その誇りをもって毎日の業務に取り組んでくれている社員こそが、当社にとって一番の資産です。
もちろん、すべてのステークホルダーが重要ですが、社員をはじめ、お客様、ビジネスパートナー、そして地域社会との関係を大切にしながら事業を進めていくことで、結果として株主からの期待にも応えていけると確信しています。

エネルギー・トランジションを進め、未来へとつないでいく

現在、石油製品の需要は減少傾向にあります。
しかしそれでも、世の中を正常に回していくためには膨大なエネルギー量が必要であり、そのすべてを石油製品以外で賄うことは不可能です。そしていまカーボンニュートラルに向けて、液体合成燃料など新エネルギーの研究が進んでいます。

そのような時代において当社は、エネルギー物流の現在と未来をつなぐべく、次世代の油槽所運営モデルの構築を目指しています。
例えば、デジタル技術の活用による業務効率化や災害対応力の強化を進めることで運営力を最大限に高め、出光グループの他油槽所にも波及させていけるよう努めています。

時代ごとに求められるエネルギーの安定供給責任を果たしつつ、時機を逃さずにエネルギー・トランジションを進め、未来へとつないでいく。それが、私たちの役割だと考えています。